災害復興についてプログラマとして考えたこと-1

Twitter 等からいらしゃった方へ

一応 5/2の記事まで震災復興のアイデアや思った事について書いていますが、ネタのタグ(カテゴリ)がついている記事に関しては、中身は空っぽだと思ってもらって問題ないです。
だから、飛ばしてもらって結構です。

このブログで中身がある記事は
  災害復興についてプログラマとして考えたこと  の 1〜5
  ぼくが かんがえた すごい こんぴゅーたしすてむ の 1と2
位です。

長文の連打で申し訳ありませんが、お付き合いいただければ幸いです。


2011/3/11の東日本大震災は日本の様々な所に影響を与えました。

かく言う私も震災以来、なにか力になれないものかと思って募金などもしましたが、せっかくプログラマなのだしその周辺での貢献ができないものかとプログラムのアイデアを考えていたりしました。

同じような考えを持っている人も多かったらしく、次々にプロジェクトが立ち上がり始めました。
参加しやすそうなプロジェクトがあったら参加しようかと思いつつ、なかなか敷居が高そうだったので残念ながら様子見をしていました。

そんな状況の中 DevLove が主催する 4/9に開催されたDomain-Driven Designのカンファレンス に参加しました。

僕はセッションが終わった後のビアバッシュには参加せず帰宅したのですが、帰宅後ビアバッシュの様子がUstされていたらしいことに気が付き、見始めました。

すると、岩手県釜石市出身である翔泳社の岩切さん[twitter:@kohsei]という方が、震災関連のプロジェクトについてLT(ライトニングトーク)されており、その話に思うところがあり、現状の「様子見」状態を反省し、その改善の一環としてBlogなぞを始めて見ました。

しかし、何かを始めなければとは、思っても有名どころの Hack For Japan とかに参加するにはなかなか勇気が要りそうです。
なぜかといえば、名前にHackが付いているので、Hackerを名乗れる程の力量を持つ人しか参加してはいけないような、そんな気がしてしまうからです。

また、「参加している=俺Hacker」 を名乗っているような気がしてしまって、まてまてまて、俺みたいな鼻くそについている鼻毛位の価値しかないハナゲラマーが、Hacker名乗ったらバチが当たるだろ、なぞと感じてしまったりもします。

実際Hackerの名に値するような人たちが集結しているみたいですし、その人達と同レベルで仕事出来る自信はないので萎縮してしまうところは残念ながらあります。

  あれですよ、サクマドロップスにおけるハッカにならなれる自信はありますよw

なぜか最後にかならず残ってしまう、あの「白いヤツ」になら (´;ω;`)ブワッ
あのサクマドロップスの缶を振って白いのが出てきた時の残念さ加減といったらもう...

  でも「白いヤツ」は勝つんです!! 最後には勝つんです!! ララァは賢いんです!!

  ... やばい、なんか素で泣きそうになってきた (´;ω;`)ブワッ

そんな、酢豚におけるパイナップル的存在にならなれる自信ならあるのですが、それはともかくとして、考えすぎなのはよくわかるのですが、僕みたいにハナゲラマー属性を持っている人は結構様子見している人も多いんじゃないかなと思ったりしています。

で、そんな人間もうまく取り込めるような仕組みを考えられないものか、と思いちょっと考えてみました。

簡単にいえば 「すごいシステムをつくろうぜ !!」というノリのプログラミングメインのコンセプトではなく

「すごいシステムをつくろうとする過程を通じて、できるだけたくさんのことを学びませんか?」

という教育メイン、スキルアップメインのコンセプトにしてみたらどうか? という事です。

Hack For Japanのような、ハイスキルの人が集まっていそうなプロジェクトに参加するに当たって一番の心配事は、自分の技術力の低さ故にその人達に迷惑をかけてしまわないか? という事なんです。やる気があっても能力が無ければ迷惑を掛けるだけですからね。

日本人の多くは「他人に迷惑をかけるな!」を第一優先として育てられている場合が
多いだろうことを考えれば、結構な潜在数だと思うのです。気のせい?

しかし、一緒に仕事してみたい、とも思うのです。ある程度IT業界での仕事の経験があればスキルアップする一番の方法は、レベルの高い人と一緒に仕事をすること、であることに気がつきます。

しかし様々な事情からそういう機会にはめったに恵まれません。

そう考えれば、これらプロジェクトに参加することはよい機会なのですが、会社で同じ部署に
配属されたみたいな場合なら、メンドクサイと思われながらも付き合ってもらえるでしょうが、
ボランティアベースではお互い精神的にきついと思うのです。

しかし、最初から

「教育目的です、日本人のエンジニアの全体的なスキルアップが目的です」

をコンセプトにしたプロジェクトなら参加する心理障壁はかなりさがると思うわけです。


じゃあ具体的にどんなプロジェクトにしたいの? という話になるわけですが、長くなったので明日に続きます。