アイデアソンを終えてダジャレクラウドについて考えたこと(1)

すいません。いろいろ書いていたら例のごとく長文になってしまったので整理していたら遅くなりました orz



7/23日のアイデアソンで、グダグダのプレゼンテーションをしてきました orz

まあ緊張しやすい人間なのでグダグダになることはわかりきっていたのですが「挑戦するっす!!」「やるしかないっす!!」という妙なテンションなので、グダグダを披露させて頂きました orz

場数を踏んで精進するしかないですね。

とりあえず、アイデアソンの時に発表したスライドのURLです。行間を端折っているのでわかりにくいですが、よろしければどうぞ。

発表した内容は、全天候型不謹慎プロジェクトであるダジャレクラウドに似つかわしくない「ミッションステートメント」w 真逆のところにありそうな言葉w ただ、だからこそ大切になってくると思ってあえてプレゼンテーションに持って来ました。

与えられた枠は3分だったので、ダジャレクラウドに取って一番重要な事とは何か? をまず伝えるべきと考え、それを考え続けたら、ミッション定義が一番重要、ということに行き着いたわけです。理由はいくつかあります。

Hack for japan や ニッポン放送という看板を汚さないようにするため。

一番の理由。ニッポン放送の方はある意味エンターテイメントが全面に出ているので多少の悪ふざけは許容範囲かもしれませんが、Hack for japanの方は、真面目に取り組んでいる他のプロジェクトは沢山あるので、それらが僕らの悪ふざけによる批判の巻き添えを食らう、ということは避けなければならない、と思っていました。なによりHack4jpのスタッフの今までの頑張りを無駄にするということは絶対避けたかった。

その為、ふざけているように見えて実は一番真面目に取り組んでいるんじゃないか? と思われるくらいの姿勢で取り組むべきだと思ったし、それに見合う目標(ミッション)を設定するべきだと思っていました。

お笑いという集客性の良さを利用し、集客性が一般的に低いと思われる真面目系プロジェクトへ誘導

最初に可能性をみいだしていた方法。ただ、多少説得力が薄い気がしていて他の方法論を探していた所、うらとプロジェクト等の支援型寄付の方法論を知ることになりました。

そして色々考えた。たとえば、お笑い系プロジェクトが不謹慎と言われそうと思う理由はなんだろう、とか。

その原因はたぶん被災地の状況が「笑えない状態」だから。では、なぜ笑えない状態であるのか? その理由は様々だろうけど、一番の理由は「雇用不安、将来不安」が解消されないことだと思う。だからたぶんそこが解消されないかぎり「笑うことが可能な状態」にはならない。しかしお笑い系アプローチで側面支援し続けて、仮に支援型寄付系のプロジェクトの動きを活発化、拡大化できたとするなら「雇用不安」の一端を崩すことができるかもしれない。雇用不安という暗闇にものすごく細いかもしれないが一筋の光を差し込むことができるかもしれない。その薄すぎる希望の光かもしれないがそれが差し初めて「笑うことが可能な状態」になるんじゃないかと思ったわけです。

その状態に達して初めて吉田アナウンサー[twitter:@yoshidahisanori]の言う「だじゃれで被災地に笑顔を届ける」というミッションに「挑戦することが可能」になるのではないか? と思ったわけです。

この考えに到達してようやく、この目的を本当に達成できるかもしれない、と思える道筋を見つけることができたので、ちょっとテンションアップしましたw

チームの人間の自己組織化を促せるかもしれないと思った為

最近Scrum道が主催するScrum Boot Camp 横浜というものに参加しました(参加者による詳細なレポート)。

この無料セミナのクオリティがものすごく高くて、なかでも自己組織化ゲームでの教え「メンバー一人一人に考えてもらい、自主的に動いてもらうことの重要性」が印象に残っていて、それをこのプロジェクトで実践するにはどうしたらよいか、を考えたら「ミッションの共有」が一番適切なんじゃないかと思ったわけです。

ボランティアなので、基本的に面白いとか、興味深いとか、あるいは役に立っている、とかそういう楽しい要素を多く保ち続けることでしか続かないと思うのです。だからメンバーの誰かが「作業しなければならない」みたいな義務感にかられて作業するようになってしまったら、たぶんそれはプロジェクト的にもやらない方が良いものなんだと思うのです。

だからそういうことは極力排除出来るようにしたいので「タスクに分割して作業を割り振る」なんてことは基本やらない方針で行きたい、と思っています。誰かがオモシロイと思ってくれるような問題提起をして、その人が本当にオモシロイと思ってくれたのなら拾っていって欲しい、というスタンスで進められたらと思っています。スケジュールは各自が各自のペースで引く、という感じ。それをチームでサポートする感じに出来れば良いと思っています。

ただ、作業というのはあまり重要でなく、重要なことは「問題意識の共有」なのだと思っています。ボランティアですから、頻繁に会えるわけではないので、各自のペースで各自の時間を使って無理なく進める必要があります。作業は大なり小なり無理をしてやる必要があると思います。なのでよほどその人がおもしれーとか、これ作ったら最高! みたいな妙なテンションにならない限り少ない空き時間を使って出来るものではないと思います。

僕自身は今妙なテンションなので、何やっても楽しい状態ですから別によいですが、他の人は必ずしもそうではないですから。だから、そういう妙なテンションになっているようなら、作業持って行って、というスタンス。

しかし「作業」に比べて「考える」ということはそう無理なく出来る作業。ふとしたニュースに触れた時「これってダジャレクラウドに役に立つかも」とか、自然に考えてしまうと思うのです、参加しているだけで。その時「ミッションの共有」「問題意識の共有」をしていたら、たぶんそういった時の情報の切り取り方や分析が通常より深まるのではないか? と思ったのでミッション定義をしてみたところはあります。

「仕事が忙しくて作業出来なくてすいません」とか、よく言われたりしますが、僕の中では作業とかの価値よりも「一緒に考え続けてもらえる」という価値のほうが高いと思っているんです。だからあんまりそこらへんのことは気にしないで欲しいと思っている。僕もSIの世界にいた人間なので尋常でない作業をつまれたりすることが有るということは知っているので、それ以上の負担をかけようとは微塵も思っていない。

「一緒に考え続けてもらえる」ということこそが重要。「一緒に考え続けてもらえる」と言うことは、それぞれに違う各人の人生や興味範囲から各人の観点で切り取った情報やアイデアを提供し続けてくれている事になっているわけで、それだけで十分な貢献になっていると思うから。

そういう「あーだこーだと考える」楽しくてくだらない時間を共有できる、ということこそチームにとって重要だと思っています。

まだいいたいことは続くのですが、長くなったので来週に回します。